ローズ・ド・ジャンヌ・コート・ド・ベシャラン・ブラン・ド・ノワールは、セドリック氏が父の畑を借りて栽培したブドウから造っていたシリーズアンフロレッサンスとは別に、セドリック氏自身が立ち上げたメゾンによる作品。
ノン・ヴィンテージ表記になっていますが、実際には2010年産のピノ・ノワール100%で醸造されたシャンパーニュです。
スタンダード・キュヴェのヴァル・ヴィレーヌよりも厚みとコクがある重厚感あるスタイル。
2018年の幕開けに相応しい1本として私たちが選んだのは、ピノ・ノワール100%で醸造された「コート・ド・ベシャラン2010年」 沸々と立ち上がる木目細かな泡、クリーミーな舌触り。
しっかりとしたミネラルの中に、蜜がたっぷり詰まった赤林檎、熟した洋梨、真っ赤なサクランボなど甘い果実の香り、上質なピノ・ノワールからくる厚み、旨味がぎっしっりと詰まっている。
これだけ味がしっかりとしていながらドサージュをしていないというのだから驚きです。
今まで体験したことの無いこの感覚は、まさにオートクチュールと言えるシャンパーニュだろう。
グラスの中の温度が上がった状態もまるで上質な白ワインを飲んでいるかのような感覚に陥る。
是非一度お試しになることをお勧めいたします。
2018.01.06 VINOUS:93ポイント Antonio Galloni. Tasting date: October 2017 Drinking window: 2017 - 2025 The 2010 Roses de Jeanne Blanc de Noirs Cote de Bechalin is terrific. Finely cut and lifted, the 2010 is full of character. Mirabelle, kirsch, hard candy and sweet floral notes give the wine its exotic personality. As is often the case, the Cote de Bechalin is a wine of crystalline purity and tension. The 2010 is a bit quirky, but it is also delicious. Disgorged in April 2017 with no dosage.Cedric Bouchard / セドリック・ブシャール「自然と結びついた創造性と技術の結晶」と自らの作品を定義する「セドリック・ブシャール」。
シャンパーニュの外れ、オーブ県のセル・シュール・ウールス村の単一区画畑から、モノ・セパージュかつ単一収穫年のシャンパーニュのみを醸造している造り手ですが、セドリック氏がシャンパーニュ造りを始めたのは、2000年というのですから相当に若いドメーヌだと言えるでしょう。
しかしながら、その力量はすでにシャンパーニュ愛好家たちの知るところとなっており、世界各国の人々がその稀少な作品を追い求めています。
リュット・レゾネ式で栽培されているブドウの平均樹齢は、30年。
果実は熟度をしっかりと見極めた上で手摘みで収穫され、圧搾前にさらに選果が行われます。
オートクチュールのデザイナーたちが、布地や服飾素材などを厳選し、それらの最高の組み合わせで唯一無二の作品を造り上げるように、こだわりの材料・独自の手法で「ブドウ版オートクチュール」を創り出すセドリック・ブシャール氏。